ONOMATOPEE 366

日々の「繊細な気持ち」を発見する自己対話ツール

『ONOMATOPEE 366』は、「繊細な心の機微」を表現する擬音語・擬態語の「オノマトペ」をシールにして、自分自身の一年間と対話するためのツールです。

オノマトペとは、「どきどき」とか「わくわく」といった擬音語や擬態語のことです。短いフレーズの中に、実に豊かな「情感」を込めることができる言葉で、世界中の言語にも存在しているものですが、特に日本語には多いとも言われています。

近年、「ビックデータ」が溢れる世の中で、自分自身に関するあらゆる行動が保存できる時代となりました。自分に何がマッチするのか、適切な情報が人工知能によりレコメンドされる時代です。けれど、たとえすべてをデータ化することができたとしても、「0と1」には変換できないこともあります。

この『ONOMATOPEE 366』は、そんな数値には置き換えることのできない「繊細な心の機微」を表現するコトバたちをシールにして、自分自身の日々と対話するためのツールとして開発しました。「うきうき」するようなものから、「ざわざわ」するようなものまで、いろんな感情や情景を表すコトバを揃えました。その数、全部で「366」。

毎日、今日がどんな一日だったのかを、丁寧に見つけていく。たとえば、一枚ずつそれを手帳やカレンダーに貼りながら、やがて365日が過ぎたころ、「最後に残るひとつのコトバ」は果たして何になるでしょうか。それは自分自身にも、まして人工知能にも決して予測できないことなのだと思います。

CREDIT

ONOMATOPEE 366

企画プロデュース:アソボット

デザイン: 居山浩二