日本で生まれた時から、あたり前のこととして存在していた「民主主義」。学校でも、その大切さを学んだはずですが、大人になって歳を重ねるにつれ、選挙の時しか“それ”を意識していないことに気がつきます。本当は選挙だけでなく、憲法や法律のこと、人権や多様性のこと、寄付や税金、移民・難民の問題、「自分たちの社会のあり様」を考えるすべてのことが関係しているはず。どこからともなく「民主主義の危機」が言われる昨今、そもそも何が危機なのか、何を改善すべきなのか、私たちの「社会のOS」とも言えるしくみついて考えていきます。