おやこのミカタ

子どもの「しつけ方」ではなく、親子の「つきあい方」を学ぶコンテンツ

『おやこのミカタ』は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと一緒に制作したWEBサイトで、子どもの視点を理解して、子どもを尊重した子育てのサポートを目的としたラーニングコンテンツです。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)が本サイトを制作するに至った背景には、昨今の「子どもの虐待」に関連し、2020年4月に体罰等によらない子育てを社会全体で推進することを目的として、親などによる子どもへの体罰が法律で禁止されたことがありました。

一方で、多くの養育者たちは、子育てに常に悩みを抱えています。そこで、養育者を追い詰める啓発キャンペーンではなく、養育者をサポートできるコンテンツを目指し、「子どもの視点」をより理解して、子どもを尊重した子育てのサポートになることを目的に『おやこのミカタ』をつくりました。


<サイトの解説>
WEBサイトでは、養育者の方々が子どもの「見方(みかた)」を学ぶことで、子どもの「味方」にもなれるように、子どもの理解、子どもとのつき合い方のヒントなどについて、いくつかのカテゴリーに分けて紹介。「専門家のインタビュー」や「世界の子育てのしかた」「養育者に役立つヒント集」などがあります。

『こどものミカタ』
信頼関係を築く上で、大切なのは相手の前提や立場を理解すること。このコーナーでは、子どもを理解する手がかりとして「気質」や「関係性」などのキーワードをもとに、さまざまな専門家が解説するページがあります。また、子どもの発達段階によって、それぞれの行動・態度の背景にはどのような心理があるのかを一覧にした「子どもの発達段階シート」を用意しました。

 

『おやこのカタチ』
日本社会には、「子育てはこうでなくてはいけない」といった規範が強くあります。けれど、世界を眺めると実にさまざまな「おやこのカタチ」があります。そこでこの『おやこのカタチ』では、日本に住んで子育てをしていたり、日本に滞在経験があり今は母国で子育てをしている外国籍の方に、それぞれの国の親子のつきあい方についてインタビューしました。

 

『あなたのミカタ』
子育てにおいて、つい必要以上に感情的になってしまったり、子どもとの関わり方で迷い自分を責めてしまったりするのはよくあること。そこで、「心にとめたい10のコト」「イライラマネジメント」「相談窓口一覧」など、子育てで困ったときに、養育者の方々の味方になるようなヒントが詰まったコーナーをつくりました。

 

『こどものケンリ』
このサイトのすべてのコンテンツの根底にあるのは『子どもの権利条約』です。子どもの権利条約は、国が守るべきものですが、日頃の子どもとの関わりのヒントにもなります。そこで、大人も子どもも知っておきたいこととして、その歴史や内容、参考資料など、いろいろな切り口から「子どもの権利条約」について学べるコーナーとなっています。

『おやこのミカタ』公式サイト

 

CREDIT

クライアント:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
企画&クリエイティブディレクション:アソボット
アートディレクション&デザイン:ネンデザイン株式会社
WEBサイト: 株式会社トナリ