ヤングケアラーと家族を支えるプログラム

ヤングケアラーを啓発するポータルサイト

おとなが担うべき家事、家族の世話を行う子どもを「ヤングケアラー」と呼びます。社会のなかで埋もれやすい問題のため、「ヤングケアラー」の認知度を上げ、その状況にある当事者や関係者にサポートする環境があることを伝える施策を行いました。

「ヤングケアラー」とは、おとなが担うべき家事や家族の世話(介護や小さいきょうだいの世話)などを、18歳未満の子どもたちが日常的に行う必要に迫られ、学業や遊びなど本来享受できる子どもらしい生活ができない人のことを指します。

50年以上にわたり様々な社会問題解決に向けた事業を支援してきた日本財団は「子どもが子どもでいることができ、その家族も安心して暮らせる社会」の実現を目指し、まだ公的な支援が不十分なヤングケアラーへの助成と寄付を開始しました。

アソボットでは、この日本財団『ヤングケアラーと家族を支えるプログラム』の特設サイトのクリエイティブ・ディレクション、制作業務を担当しました。主な内容は以下の通りです。

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ヤングケアラーの周囲にいる大人たち(先生や家族)、ヤングケアラーの当事者である子どもたちが、このサイトを訪れたときに「誰もがすぐに理解できる」よう、丁寧かつ簡潔な解説を心がけ、ヤングケアラーの事例はイラストによって可視化しています。

『ヤングケアラーとは?』
ヤングケアラーの問題が、どのように顕在化し、どのような調査が行われてきたか、今後の支援についてなどを知ることができるページです。

 

『ヤングケアラーとはこんな子どもたち』
当事者である子どもたちが、どのようなケアを担っているかの主な事例を10個示しています。

 

『数字で見るヤングケアラー』
厚生労働省と文部科学省によって行われた「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」の結果を、数字やグラフによってひと目でわかるように解説しています。

サイトでは、そのほかに日本財団の取り組みや、相談先の情報などが紹介されています。

ヤングケアラーと家族を支えるプログラム

CREDIT

クライアント:日本財団

企画&クリエイティブディレクション:アソボット

アートディレクション&デザイン:CAMP4

イラスト:UMAO