世界の「子どもの心」をテーマにした絵本
「子どもの心はどんなだろう?」を問いに世界を旅した絵本プロジェクト
「子どもの心はどんなだろう?」との想いから、画用紙と24色のサインペンを手に世界20以上の国と地域をめぐり、100人以上の子どもたちに「たからもの」と「せかいちず」の絵を描いてもらった、アソボット伊勢華子による絵本プロジェクト。
「たからもの」って何ですか
22の国と地域、119人の子どもたちが描いた「たからもの」
「子どもの心はどんなだろう」。そんな想いからはじまる、作家・伊勢華子の初作品。画用紙と24色のサインペンを手に世界をめぐり、出逢った119人の子どもに描いてもらった「たからもの」の絵とエッセイがつまった絵本です。
豊かな国、自然に満ちる国、地図には名のない国。また、十分に教育を受けられない子、塾やゲームに忙しい子。描いた場所も、学校、家、難民キャンプなど、さまざまな環境で育つ世界中の子どもたちに、自分の一番大切な「たからもの」を描いてもらいました。「家族」や「貯金箱」「人形」を描く子、「記憶の中の花」や「思い出」を描く子、「太陽」や「空」といった自然を描く子など、世界にはいろいろな子どもたちがいましたが、共通していたのは「やわらかで自由な発想」でした。
絵本以外にも、「たからもの」のコンテンツは、NHK『おかあさんといっしょ』の主題歌や中学校の英語教科書『NEW CROWN』(三省堂)の教材化、アパレルメーカー『SHIPS』のキャンペーングッズなど、幅広く展開しました。また、日本の子どもたちとの絵画ワークショップ「旅するスクール」も開催しました。
※NHK『おかあさんといっしょ/みんなの歌「たからもの、なあに」』(2002年11月)
※桐原書店『WHAT'S UP?』副教材(2003~2004年版)
※三省堂『NEW CROWN ENGLISH SERIES』一年生教科書(2006~2010年度版)
ひとつのせかいちず
23の国と地域、122人の子どもたちが描いた「せかいちず」
「子どもの心はどんなだろう」。そんな想いからはじまる、作家・伊勢華子の第二作目。画用紙と24色のサインペンを手に世界をめぐり、出逢った122人の子どもに描いてもらった心の「せかいちず」の絵と紀行文が、大陸、そして国・地域ごとに一冊にまとめられています。
豊かな国、自然に満ちる国、地図には名のない国。また、十分に教育を受けられない子、塾やゲームに忙しい子。描いた場所も、学校、家、難民キャンプなど。さまざまな環境で育つ世界中の子どもたちが心に想い描く「せかいちず」。伸びやかに自分の「国」や「大陸」を描く子、「丸い地球」を描く子、「宇宙への憧れ」を込める子、自分の大切な「家族」や「おもちゃ」を一緒に描く子など、世界には本当に自由で多様な価値観を持った子どもたちがいました。
※「たからもの」訪問先:韓国、中国・香港、ベトナム、シンガポール、スリランカ、セイシェル、ケニア、エリトリア、エジプト、パレスチナ、ギリシャ、クロアチア、チェコ、イタリア、イギリス、スペイン、キューバ、ベリーズ、ブラジル、メキシコ、カナダ、日本/計22の国と地域
※「せかいちず」訪問先:韓国、中国・香港、ベトナム、シンガポール、インドネシア・バリ、スリランカ、セイシェル、ケニア、エリトリア、エジプト、パレスチナ、ギリシャ、クロアチア、チェコ、イタリア、イギリス、スペイン、キューバ、ベリーズ、ブラジル、メキシコ、カナダ、日本/計23の国と地域
CREDIT
『「たからもの」って何ですか』
著者:伊勢華子
装幀:河野牧子(文京図案室)
出版社:パロル舎
『ひとつのせかいちず』
著者:伊勢華子
装幀:河野牧子(文京図案室)
出版社:扶桑社