「人間らしさってなに?」と聞かれたらどう答えるでしょうか。「ことばを話す」「火を使う」「道具をつくる」など、他の動物にはできない技術を思いつく人、はたまた「夢をみる」「恋をする」など、ロマンティックに答える人もいるかもしれません。あらゆるものがデジタル化され、亡き愛する人もデータ解析によって再現できる時代の中で、長らく哲学者や科学者だけが挑んできた「人間らしさ」の問いが、暮らしの真ん中に置かれています。私たちが100年後も「人間らしく」あるために何を考えていくべきなのか、そのヒントを探っていきます。