レギュラー番組『耳からウロコナイト/ことばナイト』(RKBラジオ)のアーカイブ配信のお知らせ

TBS系列の福岡県の放送局・RKBラジオにて、2025年1月から6月までの約半年間、アソボット代表の伊藤がフリーアナウンサー・原千晶さんと一緒にお届けしてきたレギュラー番組『耳からウロコナイト/ことばナイト』が、radiko/spotify/Apple podcast/Amazon Musicで、全ての放送回がアーカイブ配信となりました。
この番組『耳からウロコナイト』は、毎週日曜日23時から「コミュニケーションの専門家」として伊藤が担当する『ことばナイト』と、「家具の伝道師」元・大塚家具社長の大塚久美子さんによる『家具ナイト』をそれぞれ隔週で交互に放送した知的探求番組です。
番組公式HPはこちら https://rkb.jp/radio/mimi/
全13回にわたり放送された『ことばナイト』は、さまざまな切り口で「言葉」や「日本語」の魅力ついて探求しています。ご興味ある回があれば、ぜひご視聴してみてください。

第1回「コミュニケーションって何?」(2025/1/12 OA)
レギュラー放送の初回は、『ことばナイト』の核となる「コミュニケーション」の話からスタートします。「コミュニケーション」と「インフォメーション」、さらには「プレゼンテーション」との違いを考えることから、コミュニケーションとは何かについての定義をしていきます。
radiko(第1回) Spotify(第1回)
第2回「ことばとイメージ」(2025/1/26 OA)
2回目となる今回は「ことばとイメージ」について考えます。「人はなぜコミュニケーションをとりたいのか?」からはじまり、「認知特性」(どうやって物事を覚えるタイプか)の違いについて考え、最後に「ことばのイメージ」へと展開していきます。
radiko(第2回) Spotify(第2回)
第3回「ことばの境界線」(2025/2/9 OA)
3回目となる今回は「ことばの境界線」について考えます。番組内では、「〇〇と〇〇の境界線は?」という問いに、「〜かどうか」という語尾を使って答えていくことで、それぞれの言葉が持つイメージの曖昧さと面白さに迫っていきます。例えば「大人と子どもの境界線は?」という問いに、みなさんならどう答えますか?
radiko(第3回) Spotify(第3回)
第4回「日本語の特徴」(2025/2/23 OA)
4回目となる今回は「日本語の歴史」について考えます。まずは「日本語ってどんな言語なのか?」ということを考察するために、英語に翻訳しづらい日本語について考え、さらに日本語の「一人称」について深掘りしていきながら、日本語の表現の特徴を見つめていきます。
radiko(第4回) Spotify(第4回)
第5回「辞書のつくり方」(2025/3/9 OA)
5回目となる今回は「辞書の作り方」についてのお話。「右」を辞書で引くと何て書いてある? 辞書を作るのに必要な4つのプロセス(用例採取・取捨選択・語釈執筆・手入れ)とは? など、辞書を一冊作りあげる工程を通して、言葉とはそもそもどういう性質のものなのかについて考えていきます。
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第6回「いろいろな辞書」(2025/3/23 OA)
6回目となる今回は「いろいろな辞書」についてのお話。例えば、「恋愛」の定義は、それぞれの辞書の中でどのように説明されているかを比較しながら、意外と知られていない辞書の個性や、編集者によるこだわりなどについて触れていきます。
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第7回「近代翻訳語」(2025/4/6 OA)
7回目は「近代翻訳語」について考えていきます。「自由」や「社会」「個人」という言葉はいつから日本で使われているのか? その言葉が生まれたのにはどのような背景があったのか? 江戸から明治にかけて、新しい日本語が数多く作られた時代にスポットを当て、「日本語らしさ」について紐解いていきます。
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第8回「外来語(カタカナ語)」(2025/4/20 OA)
8回目は「カタカナ語」についてのお話。みなさんは、「アイデンティティ」「アーカイブ」「アメニティ」など、改めてそれらの意味を問われたら日本語で説明できますか? 近年、テクノロジーの進歩やグローバル化と共にカタカナで表現される外来語の数が以前より格段に増えている中、そのような「カタカナ語」を、20年前に国立国語研究所が提案した『“外来語”言い換え提案』などを参考に考えていきます。
radiko(第8回) Spotify(第8回)
第9回「時代とことば(新語・流行語)」(2025/5/4 OA)
9回目となる今回は「時代とことば」です。取り上げるテーマは、私たち日本人が大好きな「新語・流行語」。最近のものから懐かしいものまで振り返りながら、時代や世代の違い、または共通していることなど、言葉がいかに時代と関係しているかについて考察していきます。
radiko(第9回) Spotify(第9回)
第10回「若者ことば」(2025/5/18 OA)
10回目のテーマは「若者ことば」についてです。若者のことばとは、主に20歳前後の若者たちが日常的に用いる俗語などで、それ以外の世代ではあまり用いられない言葉のことですが、単にその世代が使うものだけでなく、時代を超えて共有されたものなど、4つに分類される「若者ことば」の特徴を紐解いていきます。
radiko(第10回) Spotify(第10回)
第11回「役割語」(2025/6/1 OA)
11回目は「役割語」というちょっと変わった日本語のお話。「役割語」とは、ある特徴的な話し方や語尾などからキャラクターを想起させる言葉のこと。例えば、語尾に「〜じゃ」と付いている人は、老人や博士を連想させ、「〜するわよ」はお嬢様を思い浮かべるなど、話し方の語尾から人物の特徴を紐付けている不思議さに迫ります。
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第12回「オノマトペ」(2025/6/15 OA)
12回目は、日本人が大好きな「オノマトペ」についてのお話。日本語には音に関するさまざまな特徴がありますが、中でも「音象徴」と呼ばれる、音そのものが特定のイメージを直接的に連想させる事象があります。たとえば、「パンッ」と「ピンッ」の打撃音を比べる時、前者の方が後者よりも大きい面積での音を想起させますが、それは「あ」と「い」を発音する際の「口腔の大きさ」の違いと無意識に一致させているといったような特徴のことです。
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最終回「外国人から見た日本語」(2025/6/29 OA)
最終回のテーマは「外国人から見た日本語」について考えます。漢字の難しさや、オノマトペの豊富さなどは有名ですが、やそもそも日本語は「言葉以外の意味に重きを置く」というハイコンテクストな言語です。たとえば、「この部屋、暑いね」→「窓開けましょうか?」などのやりとりでは、一人称や二人称の省略だけでなく、さまざまな要素が省略されています。外国人の視点から日本語を眺めることで、改めて日本語のユニークさが見えてくるかもしれません。
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