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asobot inc. Certified B Corporation

アソボットは、2025年6月、社会や環境に対するインパクトや透明性、説明責任などについて、高い基準を満たした企業を評価する国際認証制度『 B Corporation™ (以下、B Corp)』を取得いたしました。

B Corpとは?

B Corpとは、アメリカの非営利団体B Labが運営する認証制度で、パタゴニア、ダノン、オールバーズ、Aēsopなどを筆頭に、「ビジネスを通じて社会を変革するムーブメント」として、大企業からベンチャーまで全世界で10,000社以上が認証を取得し、100万人を超える人々がB Corpで働いています。

  • 世界のB Corp数

    10,000+

  • B Corpが広がる業界の数

    163

  • B Corpが広がる国の数

    103

  • B Corpで働いている人の数

    1,000,000+

※2025年12月時点

B Corpの世界観や考え方を学ぶためのツール 『Passport to B Corp』もご活用ください。

この『Passport to B Corp(通称、Bパスポート)』は、ビジネスを通じて社会を変革していく新しいムーブメントB Corp について、その世界観や考え方を学ぶためのツールです。

「社会をよりよくする力としてビジネスを営む」ためには、具体的にどのように行動していけばいいか。このツールを活用して、ぜひその問いのヒントを見つけてみてください。

B Corpの認証基準

B Corp認証を目指す企業は、5つの分野(ガバナンス・ワーカー・コミュニティ・エンバイロメント・カスタマー)に用意された平均200以上の設問を回答し、評価されます。最終的にスコアが「80点+」となれば、B Corp認証の取得となります。

※B Corpの認証基準は、過去6回の基準改訂を行い、2025年にはこれまでの中でもっとも大きな改訂が行われました。今後は、「7つのインパクト・トピック」と「基礎要件」で企業を評価する『新基準(B Lab’s New Standards)』へと移行予定です。

アソボットの評価結果と背景の認証基準

B Corpのアセスメントは、一般的な「経営チェックリスト」とは異なり、社会をよりよくするための“具体的な視点”を問われることで、自社の事業を見つめ直したり、新たな社内制度を作ったりするなど、評価プロセスの中で、確実に“会社の形態”が変わっていきます。
アソボットでは、最終的に総合スコア「92.3」を獲得することができましたが、多くの課題を発見し、また変化を促されました。

「Workers(従業員)」分野での評価 (29.3ポイント)

アソボットでは、スタッフ一人ひとりが社会課題に主体的に向き合うことを支援するため、『マイラボ制度』を立ち上げました。 これは、各スタッフが関心のある「社会イシュー」を毎年ひとつ選び、それに関するリサーチやボランティア活動を行って得られた知見を社内外に還元するというものです。 同時に、専門スキルや社会的視野を広げる研修制度の整備も進めており、「学び」を重視する企業カルチャーが評価されました。

「Community(コミュニティ)」分野での評価 (34.2ポイント)

以前より、アソボットでは企業の公式WEBサイトに設けた『JOURNAL』、ポッドキャストの配信を行う『アソボットB面』、世界中の学びのコンテンツを取材し開発する『Learning Design Lab.』など、さまざまな情報発信を積極的に行ってきました。このような社会との自主的なコミュニケーションが、B Corpでは業界や市民をエンパワーメントする「コミュニティ活動」として評価されました。 また、新たなコミュニティへの貢献として、利益の20%を非営利団体へ寄付する「法人寄付制度」を設立したことで、自社以外の組織と連携してコレクティブ・インパクトを目指す取り組みもはじめました。

アソボットを唸らせたB Corpの問い

B Corpとして認証された多くの企業にとって、アセスメントの各設問は、認証取得までの長い道のりの中で、何度も繰り返し時間をかけながら向き合ってきたものになります。中でも、アソボットにとって「重要だった問い」「考えさせられた問い」「次までの宿題にした問い」など、印象深かった“問い”を紹介したいと思います。

Q.

あなたの会社は、ステークホルダー(競合企業を含む)とどのように協働し、社会的・環境的な課題に関する行動や成果の改善をしてきましたか? (過去2年間)

  • 業界内の他企業と、社会・環境に関する基準づくりなどの共同イニシアチブに取り組んだ
  • 社会的または環境的なテーマについて、データ提供や学術研究への協力を行った
  • 社会、環境課題に関するパネルディスカッションや公開イベントに参加した
  • 他企業やステークホルダーの社会・環境パフォーマンス向上のために、公開リソース (資料・ツールなど)を提供した

B to B の業態である私たちにとって、「コミュニティをどう定義するか?」にずっと頭を悩ませていましたが、この設問と出合ったことによって、自社の存在意義を再整理することができた重要な問いでした。具体的には、これまで私たちが独自で取り組んできた活動 (オウンドメディアの制作や、高校・大学での教育活動など) が、ブランディングやボランティア活動ではなく、時間・予算というリソースを割いてでも耕していきたい「コミュニティ活動」だったと発見できたことです。

Q.

あなたの会社は、 従業員のキャリア形成や能力開発のために、どのような研修・教育の機会を提供していますか ?

  • 従業員に対して、過去1年以内に業務の核心となる (職務に必要な研修) スキル研修を提供した
  • キャリアアップや職種転換のためのクロススキル研修を提供している (例:非管理職向けのマネジメント研修など)
  • キャリアに直接結びつかない一般的な生活スキル研修を提供している (例:金融リテラシー、英語学習など)

これまでも、社員の「スキルアップ」につながる外部講座の費用は積極的に負担してきたつもりでしたが、この設問に出合ったことで、「専門性を高める」以外にも、「クロススキル」「ライフスキル」の研修が必須であることを知り、「社員を成長させるとは、そもそもどういう意味か?」という本質を考える機会になりました。
会社を「社会の公器」とするB Corp の発想では、社員は「社会から預かった貴重な資源」と捉えて人材育成する。一見、きれいごとのようにも聞こえますが、結果的に会社への定着率が高まったり、退職後も一緒に何か協働できるような関係性が、この問いによって育まれる気がしています。

Q.

あなたの会社では、業務の一部を外部の組織や個人(人材派遣会社、業務委託、フリーランスなど)に委託していますか?

  • 個人の業務委託者(フリーランス)を雇っており、その人が当社のために、週20時間を超える業務を、期間の定めなく、または6か月を超えて行っています
  • 個人の業務委託者を利用しているが、週20時間を超えることはなく、かつ期間の定めなく、または6か月を超えて働くことはありません

私たちの業界は、デザイナーやライター、カメラマンなど、フリーランスの⽅とお仕事する機会がとても多いという特徴があります。 そのような⽅々とは、社員と変わらず⼤事にお付き合いしてきたとは思っていたものの、「6ヶ⽉以上」「週20時間」と具体的な数字の基準を⽰されたことによって、会社としてどのように付き合っていくべきか、どこまでを⾃社がケアすべき対象なのかを深く考えるきっかけになったとても重要な問いでした。

Q.

あなたの会社の購買のうち、 過半数を女性または社会的にマイノリティな人々が所有する企業からの購入は、全体の何%ですか ?

この設問は、普段まったく意識したことがなかった観点で、今回のアセスメントでは完全に「見送った問い」です。 見送りにしたものの、私たちのようなメーカーではない企業であっても、サプライチェーンに自覚的になる必要があるのだと気づけたことはとても有意義でした。 さらに、日本社会のマイノリティをどのように定義するのかを議論していく中で、「若者(30 歳未満)」も企業経営的には少数派だと改めて認識することができたのは、私たちの今後の経営においてとても大切な気づきでした。

パーパスとミッションと今後のこと

2001年の創業以来、アソボットが目指していることはあまり変わっていません。当時は、「パーパス」という言葉はなく、「ミッション」という概念もよくわかっていませんでした。 ただ、「自分たちにできることは何か?」「自分たちはどんな場所で生きていきたいか?」をずっと愚直に考えてきました。

  • パーパス

    恋愛から戦争まで、同じテーブルの上で語り合えるような社会をつくる。

  • ミッション

    伝えたいコトを、伝わるカタチにする。

自分たちにできることは、「伝えたいコトを、伝わるカタチにする」ことです。情報を編集する技術や、あらゆるクリエイティブな技術を持つ人たちと一緒に、世の中の「伝えるべきコト」「伝えにくいコト」を伝わるカタチにし続けてきました。それは、きっとこれからも変わりません。
そんな「コミュニケーションの力」で、私たちが生み出したいと思う場所は、「恋愛から戦争まで、同じテーブルの上で語り合えるような社会」です。「恋愛」と「戦争」。一見、両極端に見えるテーマですが、私たちはその“幅”こそが大切だと思っています。丁寧に紐解けば、それはどちらも「人と人の営み方」に関わることです。もう少し具体的に言い換えると、私たちは「社会性」と「文化性」をとても大切にしてきました。
この2つはどちらか一方だけでもダメで、どちらも世の中にとって重要なことです。たとえば、被災地に必要な支援が、食糧や住居だけでなく、娯楽や時には“一輪の花”が必要とされるように、社会性も文化性も、どちらもこの世の中が豊かであるために決して切り離せないことだと考えています。

  • 誰か困っている人がいれば、手を差し伸べようと思うこと(Society)
  • 美しいものや楽しいことなど、文化を慈しむ心を育むこと(Culture)

アソボットだけでは、もちろんできることに限りはありますが、志を共にするスタッフやクリエイター、クライアントの方々と今まで以上に丁寧につながりながら、加えてB Corpコミュニティの一員として、グローバルな仲間も増やしつつ、社会性・文化性の両面から「伝える」と「伝わる」の間をいろいろなアイデアで埋めていきたいと思っています。

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